オフグリッド小屋での料理は、里山の間伐で発生した薪を使って、焚き火と薪ストーブでワイルドに作るのが醍醐味です。
しかし焚き火は雨や風などの天候に左右されますし、火力のコントロールも難しい。薪ストーブは小屋内が熱くなりすぎて出力を絞りたいこともあります。テンポよく料理を進めるためには、焚き火・薪ストーブ以外にも火元が必要です。
火元となるギアを紹介します。どれも自身で日々、小屋で/アウトドアでタフに使っている頼れるギアです。
SOTO|MUKAストーブ|SOD-371
身近に手に入る、自動車用のレギュラーガソリンでワークするガソリンバーナーです。
多くのアウトドア用バーナーで使われているOD缶やCB缶を使わないため、缶ゴミが出ないことが何よりも嬉しいです。
ジェネレーターユニットなどの消耗部品や交換工具などメンテナンスのための部品・工具が販売されており、末永く使えます。またメーカーサポートもしっかりしています。過去にバラしてはいけない部分までバラしてしまい、壊してしまったときも、しっかり修理サポートしてもらいました。
炎が突如大きくなるなど、取り扱いには多少の慣れが必要ですが、火力は強力で燃費もよいです。
このバーナーと極厚スキレット鍋を使って、釣ってきた魚やときわやで買った地物の新鮮な海鮮や、道の駅で手に入れた地元野菜なんかを揚げ物にするのが最高です。
弱点は風に弱いことと、火力調節がほぼ無意味で強火にしかできない、というところです。
※ハイオクだとノズルが詰まるので注意してください!レギューラー指定です。私はこれにハマり、何度もノズル交換し、新富士バーナーさんにお世話になりました。
七輪
七輪、便利です。焚き火か薪ストーブに火起こし器を突っ込んで、真っ赤にした炭を投入すれば、安定した火力の出来上がり。極厚の鉄板で分厚い肉を焼いたり、直火で焼き鳥を焼いたり、カレーなんかの煮物にもいいですね。揚げ物も安定します。
ところで、七輪は水濡れ厳禁なので注意してください。私はこれを知らずに小屋の軒先にしばらく放置して、何度かの大雨で濡らしてしまい、使う前に崩れ去りました。お気をつけください。
Iwatani|タフまる&タフまるJr.
IwataniのタフまるとタフまるJr.です。
このコンロは風にめっぽう強いです。風が強い日は延焼のリスクがあるので焚き火が出来ません。
そんなときはタフまるが活躍します。かなり風が強くても消えません!
また小屋の中でパッと手軽に安定した火力が使えるのはやはり楽です。火起こしするのが面倒な早朝にお役立てください。